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「風花 4Kレストア版」

review

神保町シネマリス
浅野忠信特集

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小林淳一


1月30日(金)には浅野忠信が登壇、トーク・ライブを開催
日本映画の“浅野忠信以降”を堪能する9監督・9作品

ユーロスペースにて昨年9月に行われた「風花」上映時の小泉今日子のトーク・ライブ。

小泉今日子は言った。
「日本映画には、“浅野忠信以前・以降”があるように感じています」

1990年、「バタアシ金魚」(監督:松岡錠司)でデビューした浅野忠信。
“浅野忠信以降”は90年代のはじまりのこの年からはじまった。

引き続き、木村淳、大林宣彦、滝田洋二郎、竹中直人、是枝裕和、岩井俊二らの監督と組んで、90年代前半を疾走した。

話はここからである。
2025年12月19日にオープンした神保町シネマリス。
現在上映中なのが「浅野忠信特集」。

9人の監督作・9本を上映する。
何人かの監督たちの登壇が予定され、さらに1月30日(金)浅野忠信の登壇、トークライブの開催も決定している。

そのラインナップを作品の公開順に紹介する。

1996年。
「Helpless」(青山真治)
単独初主演作品。
本作は、青山真治監督のデビュー作でもある。
いよいよ“浅野忠信以降”が本格化しはじめる。

そして、世の中は2000年代を迎えた。
“浅野忠信以降”は深化をとげる。

そのはじまりの年から3本。
2001年。
「風花」(相米慎二)
「ELECTRIC DRAGON 80000V」(石井岳龍)
「殺し屋1」(三池崇史)

「風花」は相米慎二の遺作にして、浅野と相米の顔合わせは初。

「ELECTRIC DRAGON 80000V」は世界的にカルト化している作品で、「五条霊戦記」(2000)に続く石井監督と永瀬正敏とのコラボレーション。

「殺し屋1」は激しいバイオレンス描写が話題を呼び、公開当時に“映画そのものが反社会的”としてR-18指定された。

浅野忠信の初監督作品「トーリ」が公開された2004年から1本。
「ヴィタール」(塚本晋也)
2005年から1本
「東京ゾンビ」(佐藤佐吉)

時代は2010年代へ。
“浅野忠信以降”は成熟期を迎える。

2014年。
「私の男」(熊切和喜)
本作でモスクワ国際映画祭、最優秀作品賞と最優秀男優賞をW受賞。

2015年。
「岸辺の旅」(黒沢清)
本作で黒沢清監督はカンヌ映画祭「ある視点部門」で監督賞を受賞。
「アカルイミライ」(2003)からのコンビの到達。

そして、2020年代へ。
“浅野忠信以降”はいまも続いている。
ハリウッド進出したシリーズ「SHOGUN 将軍」(2024)でゴールデン・グローブ賞最優秀助演男優賞を受賞。
“世界進出期”が続く。

2025年から。
「レイブンズ」(マーク・ギル)
監督は英国マンチェスター出身のマーク・ギル。
フランス・日本・ベルギー・スペイン合作作品。

1996年から2025年に至る“浅野忠信の時代”の9監督・9作品。

いまからでも日本映画の“浅野忠信以降”を堪能してほしい。


神保町シネマリス

「浅野忠信特集」
<上映日程・上映作品>
上映中~1月31日(土)「殺し屋1」
※1月30日(金)上映後:浅野忠信登壇の舞台挨拶を予定

1月23日(金)~2月5日(木)「レイブンズ」

1月23日(金)~1月29日(木)「ELECTRIC DRAGON 80000V」
※1月24日(土)16:20回上映後、石井岳龍・永瀬正敏登壇の舞台挨拶を予定

1月30日(金)~2月12日(木)「風花」
※1月30日(金)上映前:浅野忠信登壇の舞台挨拶を予定

2月1日(日)~2月5日(木)「東京ゾンビ」
※2月1日(日)上映後、佐藤佐吉登壇の舞台挨拶を予定

2月6日(金)~2月19日(木)「ヴィタール」
※2月8日(日)上映後、塚本晋也登壇の舞台挨拶を予定

2月13日(金)~2月26日(木)「岸辺の旅」
※2月14日(土)上映後、黒沢清登壇の舞台挨拶を予定

※「Helpless」「私の男」は上映期間を調整中


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